レーザーディスクの経年変化問題

10.ワーナー・パイオニアの回答 

                             平成元年7月6日

  ディスク経年変化不良に対する原因と対応について

現在、市場に流通しているディスクの一部に、プレス当初無かったスノーノイズが時間 経過とともに発生するというディスクが発見され、ご迷惑をお掛けしておりますが、その 原因と対応をご提示致します。

1.経年変化の原因
LDの信号記録面は、ディスク素材(アクリル樹脂)にアルミ蒸着を施していますが、生 産初期の一部のディスクにこのアルミ蒸着の不十分なものがあり、時間と共に変化を 起こしスノーノイズを発生させた。
しかし、現在では製造技術が確立され、経年変化を起こすことはありません。

2.経年変化ディスクの対応
経年変化と思われるディスクについては、次のように対応致します。

1)あきらかに製造上の原因により、ディスク経年変化を発生しているディスクにつきま しては責任を持って良品と交換致します。

2)但し、在庫のないディスクや既に発売中止となったディスクについては、ユーザーに 迷惑の掛からない方法(同等品や代替品と交換するなど)で対応します。

                    ワーナー・パイオニア株式会社
                                  映像部

(1989年7月10日着信)


トップへ
トップへ
戻る
戻る
前へ
前へ
次へ
次へ