戦争の根元は利害関係


今年も終戦記念日がやって参りました。
第二次世界大戦は「日独伊ファシズム国家」対「米英仏蘭ソ反ファシズム国家」の戦い でもあったのです。立場が違ったとしても利害関係で戦争が起こるものです。
つまり、「米英仏蘭ソ反ファシズム国家」には、当時、米英仏蘭国のような資本主義国 と、ソ連のような社会主義国があったのです。
資本主義国と社会主義国との矛盾は、ひとときもなくなるものではありません。しかし、 独裁的な日独伊三つのファシズム国家に対する限りでは、たとえ一時的ではあれ、一 致した態度をとることが出来たのです。


中国における抗日戦争も、立場が異なる毛沢東が率いる中国共産党と蒋介石が率い る国民党は共同で、侵略を続けている日本軍にあたったのでした。このように戦争の根 元は利害関係にあるのです。
中東問題にしても台湾問題や朝鮮問題にしても、立場の違いではなく、利害関係で紛争 が起きるのです。単なる立場の違いであれば、外交ですでに解決しているはずです。北 方領土や竹島問題も立場の違いというよりも、その本質は漁場や資源を確保したいと いう利害関係なのです。

現在の日本はどうでしょうか。自民党や民主党はそれぞれ立場が異なりますが、政権を 担うという利害関係では一致しております。
周囲の国、全てが専守防衛になるのが理想かも知れませんが、現実は強力な軍隊で 安全を確保しているのです。もし、我が国が侵略されたら、現在の自衛隊は三日ももた ないといわれております。ですから戦争を絶対に起こしてはならないのです。もし他国が 攻めてきたら、まず逃げましょう。

おわり



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