1990年代の半ばには、小中学校の教室にハイテクを導入することが優先課題になって
いましたが、コンピューターの維持や運用には、当初予想されていた以上のコストが掛
かることが分かってきたようです。そして、「学校にコンピューターを」の合い言葉が、い
まは聞かれなくなったそうです。
私も以前、小中学校の廊下にパソコンが使われずに山ほど積んであるという話を聞い
たことがあります。その理由は、生徒を指導できるパソコンの教師がいないか少ないの
が原因と言うことです。

それなら、大学にはパソコンに詳しい技術職員が大勢おりますので、小中学校に出向し
て教師を指導したら如何でしょうか。それでもダメなら生徒を直接指導するという方法も
考えられます。この場合、小中学校では教員免許が必要かと思いますが、実習補助とし
てなら問題はないかと思います。
当然、人件費は小中学校側に持って貰うことで、厳しい状況になっている大学側の経費
の節約にもなり、また生徒は分かりやすく楽しいパソコン教育を受けられますし、技術職
員本人も勉強になると思われます。まさに、これは一石二鳥以上の効果が得られると思
います。
おわり
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