平壌宣言と日本人拉致問題


平壌宣言(要旨)
====================================================================
1、2002年10月中に日朝国交正常化交渉を開幕する。国交正常化の実現に至る過程 においても、日朝間に存在する諸問題に誠意をもって取り組む。 

2、日本は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人びとに多大の損害と苦痛を与えたこ とに、痛切な反省と心からのおわびを表明。国交正常化の後、日本が朝鮮に対して、経 済協力などを実施する。また、1945年8月15日以前に生じた事由に基づくすべての財産 及び請求権を相互に放棄する。在日朝鮮人の地位に関する問題及ぴ文化財の問題に ついて、誠実に協議する。 

3、双方は国際法を順守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認。日本国民 の生命と安全にかかわる懸案問題について、朝鮮は今後再ぴ生じることがないよう適 切な措置をとる。

4、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、互いに協力する。朝鮮半島の 核問題の包括的な解決のため、国際的合意を順守することを確認。また、朝鮮は、ミサ イル発射のモラトリアムを03年以降も更に延長する。双方は、安全保障にかかわる問 題について協議を行っていくこととした。
====================================================================



私はまず、日本人拉致問題の解決よりも北朝鮮との国交正常化を急ぐべきと思いま す。その理由として、今まで日朝間に国交がなかっただけではなく、北朝鮮を敵視してい たため、ミサイルの発射や日本人拉致という悲劇が起きたのは間違いありません。また 日米両政府が戦後、一貫して北朝鮮への孤立化政策をとってきたことも、日本人拉致 に油を注いだものと思われます。

早期に日朝の国交正常化が実現しますと、拉致問題の全面解決を早めると共に、北朝 鮮への経済協力は大きな出費になると思いますが、日本、特に沖縄の米軍基地重圧の 軽減にも資することになるでしょう。また、マスメディアが拉致問題で大騒ぎしたために 生じている在日朝鮮人への脅迫電話や銃撃事件など、卑劣な人権侵害や暴力は許さ れるものではありません。

マスメディアも営利企業ですから、視聴率さえ稼げれば、あること無いことの言いたい放 題であり、拉致被害者のことなどどうでも良い事と思えてしまいます。
私は、人の不幸につけ込むようなマスメディアには、猛省を促すと共に言論の自由につ いて、もっと真剣に考えて、言論の自由があればその責任もあると言うことを分かって ほしいと思っております。

最後に、日本政府は平壌宣言を尊重し、マスメディアによる北朝鮮の蔑視報道を改めさ せ、中国や韓国など近隣諸国との友好・共生を実現しなければならないと思います。
仲良きことは美しきなり 

おわり



トップへ
トップへ
戻る
戻る
前へ
前へ
次へ
次へ