レーザーディスクの経年変化問題

       /// 経年変化におけるメーカーの対応例 ///

 今年(平成元年)の1月のことですが、某社の北海道支社に、2タイトルのディスクの 状況(スノーノイズの発生)を説明し交換を申しのべたところ、「購入してすぐであれば 交換に応じるが数年も経過しているものは応じられない」という門前払いとも受け取れ る返答でありました。

 気の弱いユーザーであればこの時点で泣き寝入りするものと思われます。そこで私 は、パイオニアLDC社の対応を引合いに出したところ、「それでは調べてみますので レーザーディスクを販売店に届けて下さい」という訳で、ようやく調査に応じました。
 このとき、東映ビデオ社にも同社発売のアニメ「1000年女王」が経年変化を起こし ていたので同日、調査に出しました。ところが、東映ビデオ社のタイトルは約1週間で 交換して頂けましたが、X社の場合は、「タイトル1」が約1ヶ月もかかり、「タイトル2」は 調査に出してから約2ヶ月後「在庫のディスク全てが経年変化を起こしており、再プレ スを予定していたがマスターを紛失してしまった」という連絡でした。

 結局、やむおえず他の作品に交換していただいた訳ですが、もう少し、処理が早くな らないものかと思っております。
また,P社の北海道営業所の場合も,経年変化の対応について「購入してすぐでしたら 無条件で交換しますが何年も経過したものは交換できません」という回答で,これもま たレーザーディスクの経年変化について無知なユーザーは,何年も経過すると交換し てもらえないのだと思うでしょう.

 そこでP社の本社に問い合わせたところ,「経年変化については何年経過しても交換 に応じます」という回答でした.
ここで私は,メーカーの窓口である支社や営業所にたいしては,レーザーディスクの経 年変化について認識を深め前向きの姿勢を取られるよう要望します.


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