霊魂が元素のように存在するかどうかということが分かりますと、転生があることが分か
ると思います。外国での話ですが、人が死亡する直前と直後の体重を測定したところ死
亡直後では体重が数グラム減少していたそうです。
この差が霊魂の重さであるそうですが、私には人の体重というものは刻々変化している
ので、この結果は信用していません。逆に考えますと、妊婦の体重の変化が大きいとき
が胎児に霊魂が乗り移った時と考えることもできると思います。
ある学者は、世界全体は物質から成り立ち、この物質はその存在そのものに時間と空
間を備えているわけですから、物質の世界は時間的にも空間的にも無限で、これ以外
に別の世界があるとは考えられません、と言います。
また、ある学者は物質は不滅で、身体という物質の組織があり、身体の組織が破壊さ
れれば精神は消滅しますが、身体をつくっている元素はなくなりません、と言います。
つまり、前者は、第3の世界は存在しないと言い、後者は身体が消滅しても、その元素
は残ると主張し、第3の世界が存在するという余地を残しています。
私は、どちらかというと後者の説を信じています。この第3の世界とは霊魂の世界です。
人間が目で見える波長は有限です。人間の目には見えなくても存在する物は多数あり
ます。たとえば、電磁波や超音波あるいは炭素、水素、酸素などの元素などです。
霊魂は、そのような元素となって時空をさまよっていると思うのです。
したがって、霊魂は生まれようとしている新しい生命と結合して転生すると考えます。
おわり
|
|
|