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北海道根室市のカニかご漁船「第31吉進丸」がロシア国境警備艇に銃撃・ 拿捕された事件で、乗組員2人が8月30日午後、14日ぶりに解放され、道
庁の漁業取り締まり船「北王丸」で根室市花咲港に戻りました。 まだ疑問が残るのは、ロシア側が言うように本当に密漁していたのか、それも常習的に密漁と領海侵犯をしていたのかでしょうね。
領海侵犯の場合はGPSで測定すれば、すぐ判明すると思いますが、我国も北方領土と主張し ている海域ですから、その真相は恐らくウヤムヤになってしまうでしょう。
そもそも、我国が北方領土を主張して半世紀以上経ちますが、解決は全く見られません。それもその筈、旧ソ連の時代は日本は米国と共に旧ソ連の 「仮想敵国」だったのです。
仮想敵国に領土返還するお人好しの国家などどこにもあり得ません。もし仮想敵国という状態を回避するためには、米国との安保条約を廃棄しロシアと平和条約を締結するしかありません。
しかし情勢はそれとは全く逆に、日本と米国との同盟関係がますます強固 なものとなっています。日本人の一部にはロシア(旧ソ連)は日ソ中立条約 (1941年締結)を一方的に破って日本(占領地など)に攻め込んできた、と言う人もおりま
すが、この話はまったくデタラメなのです。
1945年(昭和20年)4月5日、翌年期限切れとなる平和条約を旧ソ連は延長しないことを通達。これは、ロシア(旧ソ連)がヤルタ 会談で秘密裏に対日宣戦布告が約束されたため決して一方的ではなかったのです。
もしも、ロシア(旧ソ連)を「日ソ中立条約」違反だと責めるのであれば、米国など当時ヤルタ会談に参加した全ての国を責め なければ公平ではありません。
そもそも「日ソ中立条約」の目的と本質は、日本による中国侵略を推し進めるために、背後にいるソ連を釘付けにした条約です。旧ソ連にとっても、ヨーロッパにおいて、ヒットラー率いるナチスドイツ軍に自国が攻められていたため好都合だった。
しかしそのような条約など一方的に破棄されても仕方がないも のです。旧ソ連の参戦に限らず、当時、日本の傀儡政権であった満州国や日中戦争などで軍国日本に領土を侵略され続けた中国を助けるのが人の道であると考えます。
本当に北方領土を取り戻したければ、自衛隊を国後・択捉に派遣すれば良いのです。恐らくロシアは慌てるでしょう。
そしてロシアは一個師団程度の軍隊を奪還のために差し向けると思いますが、そこで自衛隊は島を死守すれば、国内外の世論は高まり、北方領土問題が世界中に広まるでしょう。そして玉砕となったら靖国神社に軍神として祀ってあげましょう。
神州不滅!、皇軍無敵!、神民勝利!
2006.9.3 石川 栄一
おわり
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