ガソリン高騰


 

ガソリンが高騰しているというのに、なぜ法律でそれを阻止できないのでし ょうね。政府もマスメディアも何もしないで、高騰だ、また上がった上がったといって騒いでいるだけではないですか。一番困っているのは、運送業者や 漁業関係者でしょうね。もう指をくわえて石油元売り各社の値上げ攻勢を見 ているときではないと考えます。 

聞くところによると、 エッソ、モービル、ゼネラルなどの大手は今回のガソリ ン高騰のお陰で、ボロ儲けだと言うではありませんか。またアメリカのブッシュ大統領もガソリンの高騰で儲けているようです。 

政府は直ちにガソリンや灯油を中心とした石油関連製品の値上げを禁止 し、これを破った者には、禁固十年以上を課すようにしたらどうでしょうか。 
石油元売り各社も、今回のような石油危機には儲け主義を撤廃し、ボラン ティア精神をもって、全ての石油製品を値上げ前の状態まで引き戻すように すると多くの国民に感謝されると思います。しかし、いくらガソリン価格が上 がってもクルマは減らず道路の渋滞がなくならないのは何故でしょう。みんな困っていない のかな。 

それはそうと、まもなく寒い冬がやってきます。昨年に引き続き、灯油の価 格は下がらないようですが、出来る限り灯油を焚かないようにしなければな りませんね。うちの場合は、内戸を全てペアガラスのサッシと交換したので すが、それのお陰か、昨年は灯油200リッターくらい節約できました。

今年はそれ以上、節約しなければなりません。手っ取り早い方法は、暖房している部屋を減らし、更に室温を下げることですが、今年は昨年より室温を二度下げて、十八度にしようと考えています。

 
NHKのある番組で、三笠市の一人暮らしのお婆さんに、冬の生活について のインタビューがあったのです。そのお婆さんの息子達は、皆、都会に移っ たまま帰ってこないそうです。

お婆さんは、国民年金と生活保護で月五万円 程度の低収入のため、室温を十二度にして耐え凌んでいるそうです。この ような現実を石油元売り各社は知っているのでしょうか。もしこのお婆さんが凍死でもしたら、石油元売り各社の責任といっても過言ではありません。 


やがて来る高齢化社会にそなえ、私たちもこの三笠市のお婆さんを見習わなければなり ませんね。 

2006.9.3 石川 栄一 
おわり 



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